Additive Manufacturingに産業用ロボット活用するメリット

1.柔軟性

・多関節アームロボットは、高い柔軟性がある
・同じ位置、または複数の角度から、複雑な軌跡を作成可能
・ロボットハンドを交換することにより、1つの用途だけではなく、
　他の用途にも使用可能

2.コスト

・工作機購入に比べ導入コストが同等又は低くなることもある
・メンテナンス費用が安価の為、ランニングコストの削減につながる
・省人化24時間稼働も可能

3.対応サイズ

・小さな部品加工から制限なく加工が可能
・走行軸を取り付ければ長物加工も対応可能

■　アディティブマニュファクチャリング

ロボットアディティブで使用可能な3種の材料と用途

ロボットに専用ヘッドを装着し、積層していきます。造形サイズはロボットの仕様によって異なります。

樹脂

【用途】

試作部品（単発）
スペアパーツ
小ロットの部品
形状確認（感動・稼働確認）

金属・粉末

【用途】

複雑な形状
軽量化形状（ラティス）
高価な部品
ハイブリット技術

コンクリート

【用途】

壁
飾り壁

ロボットアディティブで可能な特殊な造形方法

スライジングの種類

ロボットアディティブの積層は、３Dプリンタで積層した場合と比較して、よりモデルの形状に近しいものが作成可能です。

基本的なスライジング

部品全体を平面的で均等な層に分割し積層
階段硬化
基本的な３Dプリンタの積層に用いられる

ロボットAMならではの特殊な造形方法

形に当てはめるスライス

平面レイヤーの高さを変えて積層
輪郭の曲率に合わせてレイヤーの高さを調整

非平面的なスライス

平面ではないスライス積層
形状にあった滑らかな表面仕上げ
プリントヘッドとプラットフォームの傾きを変えて積層

モジュールスライス

各部品を異なるエリアに分割し造形方向を変えて積層

ロボットアディティブ　金属プリントヘッド　
MELTIO Engine

【MELTIO Engine　基本データ】
本体外寸：390x700x1025㎜
本体重量：142㎏
ヘッド部分寸法：202x297x784㎜
ヘッド部分重量：15.5㎏
材料：ステンレス・チタン・インコネル・炭素鋼・柔鋼



ロボットで作業を行うまでの基本的なワークフロー

オフラインティーチングは、従来のロボットに直接動きをティーティングするのではなく、ソフト上でシミュレーションを行い、完成したデータをロボットに転送する方法hです。トライ・アンド・エラーをソフト上で行う事で時間短縮につながります。



ロボットシステムを実機に設置する前、または実加工の前に、事前にどのような問題が起こる可能性があるかコンピューター上でバーチャル再現することにより、自動化に必要な事を事前に確認することが可能です。

ロボットアディティブ　産業用ロボット　
（ブレイン推奨）

KUKAロボット基本技術データ

KR 30 R2100
定格可搬重量：　30㎏
最大リーチ：　2101㎜
ロボット重量：533㎏
定格総負荷：　36.5㎏
位置の繰り返し精度：±0.05㎜

KR　50 R2100
定格可搬重量：　50㎏
最大リーチ：　2101㎜
ロボット重量：533㎏
定格総負荷：　61㎏
位置の繰り返し精度：±0.05㎜

KR　70 R2100
定格可搬重量：　70㎏
最大リーチ：　2101㎜
ロボット重量：535㎏
定格総負荷：　85㎏
位置の繰り返し精度：±0.05㎜

ロボットアディティブ　産業用ロボット　
ポジショナー

ポジショナー　基本技術データ

軸の数：　2
重量：　約300㎏
定格総負荷：　400㎏
騒音レベル：　＜70ｂB（A）
設置位置：床

ロボット設置環境

作業内容によって適した設置環境がございますので、ご相談ください。

設置環境の一例

1.既存の部屋への設置

2.チャンバー内での設置

3.　ロボットが稼働する場合の設置

4.　安全柵での設置

ロボット設置イメージ

ブレインが構築するロボットシステムの位置

マシニングセンターと同じインターフェイスでロボットとマシニングの連携、ロボット単体の環境でISOコード指令を提供

システム構想・設計・構築・テスト・導入までのプロセス

生産設備設計・開発・試作・組立まで対応します。

デジタルエンジニアリング、IoTを駆使した先進的な生産管理システム、ロボットを組み込んだシステム開発、設計、製作、組み立てまで対応します。
また、弊社では下の図のようにトータルでお任せもしくは設計、解析、構想段階、試作、立ち上げ又は、ハードエリアもしくはソフトエリアン亜土部分的に任せていただけることで、多くのお客様へご信頼いただいております。